第17回 日本眼内レンズ屈折手術学会
第41回 日本白内障学会

  • 日時:2002年6月21日〜23日
  • 会場:東京ビッグサイト

第17回日本眼内レンズ屈折手術学会
第41回日本白内障学会

(2002年6月21日〜23日 東京 ※2学会同時開催)

日本眼内レンズ屈折手術学会では、屈折矯正手術の中心であるLASIKにおいても適応・手術方法・予後など様々な角度からの検討が行なわれ、さらなる改善のための活発な議論が交わされた。なかでもフラップへの関心は高く、LASEKと合わせて、今後屈折矯正手術の主要なテーマになっていくと考えられた。

セッション『LASIK(手術方法等)』

一般講演『LASIKにおける早期視力回復のためのフラップテクニック』

北澤世志博・田尻千鶴子・土信田久美子

LASIKにおける早期の視力回復には、術中の角膜上皮障害を起こすことなく、またフラップの浮腫を少なくし迅速に元の位置に戻すことが要求される。今回我々は、早期視力回復のための手技を検討したので、ビデオとともに報告する。

改良型LASIKの術中操作(フラップテクニック)として、以下の方法を行なった。ヒアルロン酸ナトリウムの頻回点眼、ドライアップ時間の短縮などで、角膜上皮障害を軽減。浮腫を避けるため、翻転したフラップを濡らさないようにし、フラップ下の水分の迅速な除去などを行なう。またフラップ下水分の押し出しと吸い出しを素早く行なうことで、フラップ接着までの時間を短縮した。

術直後に他覚屈折度(円柱・球面・等価球面)と裸眼視力を測定した結果、統計的に見て有意に良好な数値が得られた。よって、これらの操作は術後視力の早期回復に必要であると考えられた。

セッション『LASIK(合併症)・LASEK』

一般講演『藍眼科式LASEK用トレパンの試作』

北澤世志博・土信田久美子・田尻千鶴子

アルコールを用いてフラップを作ることが特徴であるLASEKは、フラップを上手く作成することが手術成功のポイントになるが、従来のトレパンではフラップ辺縁の立ち上げが困難な場合など欠点もあった。今回我々は、LASEKの手術において専用の角膜上皮トレパンを試作し、その有効性をビデオで紹介する。

試作した藍眼科式トレパンは、角膜移植用のトレパンを改良したもので、先端部は角膜上皮フラップの作成に適したつくりになっている。これにより、アルコールが速やかに浸潤するため、アルコール至摘時間を短縮することができる。さらに、従来のトレパンを用いたときに比べてフラップの縁が整っているため、迅速かつ確実にフラップが作成できるのが利点である。

一般講演『LASEKにおける矯正ノモグラム』

田尻千鶴子・土信田久美子・北澤世志博

LASEKはLASIKと同程度の矯正効果が得られるものの、まだ症例報告も少なく、確立されたノモグラムを持つにいたっていない。今回我々は、当院で行われたLASEK手術の症例数を踏まえ、LASEKを行う場合のノモグラム作成を試みた。

レーザーに入力する値と術後達成矯正度数との相関および回帰式を調べるとともに、矯正率を求めたうえで年齢および術前屈折度数との相関を求めた。その結果、矯正率と年齢および術前屈折度数に相関は見られなかったが、レーザーへの入力値と術後達成矯正度数の間には強い相関が見られた。

結論として、LASEKを行う際の矯正ノモグラムは、年齢や術前屈折度数による補正は必要なく、一定の矯正率を持った一次式でよいと考えられた。

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