第18回 日本眼内レンズ屈折手術学会
第42回 日本白内障学会

  • 日時:2003年6月27日〜29日
  • 会場:国立京都国際会館

第18回日本眼内レンズ屈折手術学会
第42回日本白内障学会

(2003年6月27日〜29日 京都 ※2学会同時開催)

『21世紀のQOV(Quality Of Vision)への挑戦』というテーマを掲げた今学会では、近年高まりつつある「日常生活に即した視機能の改善」を目指し、様々な視点から意見交換が行われた。LASIK・LASEKをはじめとする屈折矯正手術の分野では、安定した成績を保っている手技のさらなる技術向上に関する発表が行われ、改めて屈折矯正への関心の高さをうかがうことができた。

セッション『LASIK術後変化』

一般講演『LASIK術中の角膜厚変化が術後屈折値に与える影響』

北澤世志博・田尻千鶴子・土信田久美子

我々は2003年の日本眼科手術学会において、LASIK術中の浮腫の影響により角膜が膨化していることを報告した。今回この手術中の角膜厚の変化が術後屈折値に与える影響について検討した。

LASIK術直後の角膜厚を測定し、術後予測角膜厚から膨化率を求めた。その後膨化率と、術直後・1時間後・1日後・1週間後の屈折値との相関を調べた。

結果として、角膜は術直後に平均して膨化しており、術後屈折値と角膜膨化率との間に相関が見られた。角膜の膨化によって術後一時的な遠視化が起こる場合もあるため、術後早期から良い裸眼視力を得るためには、手術侵襲を少なくし角膜の膨化を減少させることが重要だと考えられた。

スキルトランスファー『マイクロケラトーム実技演習』

北澤世志博

フラップ作成技術の向上を目指し、マイクロケラトームの使用法や設定についての実技演習が行われた。当院チーフメディカルディレクターの北澤ほか、手技に定評のある3名の医師が実演にあたり、その説明を聞くために多くの医師や視能訓練士が参加することとなった。当院の医師はマイクロケラトームの実演のほか、LASEKのフラップ作成の方法や注意点についての説明を行い、多くの質問を受けた。

セッション『LASEK・PRK』

一般講演『LASEKのフラップが上手く出来ない時−PRKへのコンバートの仕方』

土信田久美子・北澤世志博・田尻千鶴子

LASEK手術は角膜上皮でフラップを作成するが、上皮などの状態によってフラップが作成しづらい場合、PRK手術にコンバートすることがある。今回は当院での多数のLASEK症例の経験をふまえ、どのような状態ならばPRKにコンバートしたほうが良いか、またコンバートする際の注意事項についてビデオとともに発表した。

当院で施術したLASEKにおいて、80%以上の症例で3分以内にフラップを作成することができた。しかし上皮とボーマン膜の接着が部分的に強い、エッジ付近からフラップが立ち上がらない、などの理由でフラップ作成が困難な症例がまれにあり、そういった場合にのみPRKへのコンバートを行った。

LASEKにおいてPRKにコンバートするケースを減らすためには、アルコールの浸潤を含めて迅速かつ確実にフラップを作成することが重要となる。またPRKにコンバートした場合、レーザー照射面であるボーマン膜をきれいに露出し、水分を適度に、平滑に除去する必要があると考えられた。

一般講演『角膜移植用ヘスバーグバロン氏真空トレパンを改良使用したLASEK』

北澤世志博・田尻千鶴子・土信田久美子

LASEKは角膜上皮でフラップを作成するのが特長であり、フラップ作成を上手くできるかどうかが手術成功の鍵となる。今回我々は角膜移植用の真空トレパンを改良し、円滑かつ容易にLASEKの角膜上皮フラップを作成できる手技を考案したので、ビデオとともに紹介した。

角膜上皮でのフラップ作成においては、フラップを確実に立ち上げることと、アルコールを短時間で、しかも十分に浸潤させることが大切になる。しかし従来のトレパンではこの過程が上手く出来ないためにフラップ作成が困難になり、PRKにコンバートする場合があった。

今回改良使用したトレパンは、フラップ作成に適した先端部を持っているため、フラップを短時間で確実に作成できるようになった。また真空トレパンの使用によりアルコールの漏れがなく、角膜輪部の上皮や結膜への侵襲を最少限にでき、術後経過はLASIKにより近い快適さが得られるようになった。

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