第19回 日本眼内レンズ屈折手術学会

  • 日時:2004年6月25日〜27日
  • 会場:福岡国際会議場・他

第19回 日本眼内レンズ屈折手術学会

(2004年6月25日〜27日 福岡)

今学会では、Wavefront LASIKの収差や眼球回旋について、より現実に即した研究成果が多数報告され、注目すべき内容となった。当院は術前後の波面収差についての考察と、角膜カンファレンスに続いて国内主要学会では初めてとなるIntra LASIKの臨床成績についての報告を行った。また遠視LASIKのほか、PhakicIOLの有効性が報告されるなど、屈折矯正手術の新時代到来を予感させる討論がなされた。

セッション『LASIK手技・成績』

一般講演『Intra LASIKの手技と初期成績』

北澤世志博・堀川良高・山村基成・高橋洋子・土信田久美子

Intra LASIKとは、波長1,053nmのFemtosecond(1,000兆分の1秒)laserで角膜実質内にPhotodisruption(光切断)した点を連続させ、フラップを作成する。Intralase FS Laserにより、フラップの厚さ、大きさ、縁角度やヒンジの位置、長さが任意に設定可能な点や、正確なフラップ厚(誤差±10μm以内)でPlanar flap(中心から辺縁まで均一な厚さのフラップ)を作成できることが特徴である。

Intra LASIKの適応としては、まず通常のLASIKの適応があること、またIntra LASIKのほうがより安全に行える症例もある。今回我々は、Intra LASIKの術後裸眼視力、屈折度について検討した。

結果として、FSレーザーを使用したIntra LASIKは、術後裸眼視力や矯正精度が良好で、その有効性が示唆された。またフラップ作成による収差が少なく、Wavefront LASIKに適していると言える。しかし、まだ臨床報告が少ないため、今後長期にわたって慎重な経過観察も必要である。

セッション『眼光学・その他2』

一般講演『Tscherning収差計による角膜屈折矯正手術前後の波面収差解析』

高橋洋子・北澤世志博・堀川良高・土信田久美子

各種WFレーザーに対応して、波面収差センサーには様々なものがあるが、測定原理の違いによる機種ごとの差違を検討する必要がある。今回我々は、当院で用いているWaveLight社製Wavefront analyzer(Tscherning収差計)を用いて、角膜屈折矯正手術前後の波面収差解析を行い、従来の波面収差センサーとの比較を行った。

角膜屈折矯正手術(LASIK)によって屈折異常が改善することにより、全収差は低下する一方で、高次収差は増大する。術後、高次収差のうち、特にコマ収差が増加する原因としては、偏心照射、フラップのヒンジの位置、機器の特性などが考えられるが、さらなる検討が必要である。

Tscherning方式で測定される収差値は、従来のHartmann-Shack方式、Tracey方式で測定される値よりも小さかったが、術前術後の高次収差の変化や挙動についてはほぼ同等の結果が得られることが確かめられた。今後、見え方の質の改善を目標とした、さらなる収差計やレーザーソフトの開発が望まれる。

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