第44回 日本白内障学会
第20回 日本眼内レンズ屈折手術学会

  • 日時:2005年6月17日〜19日
  • 会場:国立京都国際会館

第44回 日本白内障学会
第20回 日本眼内レンズ屈折手術学会

(2005年6月17日〜19日 京都 ※2学会同時開催)

今学会では、Wavefront LASIKに関するシンポジウムが行われたほか、現在注目されているEpi-LASIKについてもセッションが設けられるなど、多様化する屈折矯正手術の現在が垣間見られた。これは多様化する治療法に精通し、患者にとってより良いQuality of Visionを実現することが屈折矯正分野に求められている証左とも言える。

シンポジウム3『我国におけるWavefront guided LASIKの現況(各社Wavefront analyzerとexima laserの特徴)』

Wavefront guided LASIKに使用されるエキシマレーザーやWavefrontアナライザーにはいくつかの種類がある。このシンポジウムでは各機種の性能の違いや使用感について、それぞれを代表する使用施設が報告、意見を交換した。 ドイツWavelight社製ALLEGRETTO WAVEに関して、神奈川アイクリニックが発表を担当している。

WavefrontLASIK感謝状

ウェーブフロントレーシックのシンポジウムでの講演に際し、顕著な学術的貢献をしたということで、日本白内障学会・日本眼内レンズ屈折手術学会から感謝状をいただきました。

『ALLEGRETTO WAVE(Wavelight社製)』

北澤世志博

Wavefront-guided LASIKに使用される波面センサーの多くはHartmann-Shackセンサーであるが、ALLEGRETTO wavefront analyzerはTscherning収差計で、あらかじめグリッドパターンにされたレーザーを網膜に投影し、この像を測定することが特徴である。

Tscherning収差計の利点は、被検者自身がグリッドの歪みを自覚できること、測定点が多いため得られる情報も多いこと、収差が大きい場合も測定可能であること、再現性が良いことである。

実際の手術では、wavefront analyzerから使用するデータをExportし、レーザーにImportするが、レーザー照射時にアクティブアイトラッキングシステムで測定時の中心に一致させることができる。ALLEGRETTO WAVEでのWavefront-guided LASIKは、等価球面屈折度-7.0D以下で、wavefront refractionに基いて照射されるが、球面矯正量のみ0.25D間隔で補正可能である。

臨床成績について、ALLEGRETTO WAVEによるWavefront-guided LASIKは、通常のLASIKと同じく術後屈折度が早期から安定している。術後裸眼視力2.0以上の症例がLASIKに比べるとやや多く、術後矯正視力では低下が少なく増加する症例が多い。矯正精度はLASIKと同様に良好で、3次、4次、全高次収差、コマ収差の術後増加がLASIKよりも有意に少なかった。また、術後コントラスト感度の低下がLASIKに比べるとやや少なかった。

ビデオフェスティバルノミネート

ビデオフェスティバルでノミネートされました
『Epi-LASIKとLASEKにおける角膜上皮フラップの作成』と題し、高い評価をいただいている神奈川アイクリニックでの上皮フラップ作成テクニックについて、ビデオを作成しました。 惜しくも大賞は逃しましたが、屈折矯正手術部門からは唯一のノミネートとなりました。投票いただいた先生方、ありがとうございました。

セッション『Epi LASIK』

一般講演『Epi-LASIKにおける手術当日の術後疼痛と視力』

北澤世志博・亀井千夏・堀川良高・高橋洋子・土信田久美子

現在、Suface ablationの屈折矯正手術では、角膜上皮を機械的に剥離するEpi-LASIKが注目されている。Epi-LASIKはフラップの作成手順以外、同じSurface ablationのLASEKと非常に似通っている。今回我々は、Epi-LASIKが「Epi-LASIK」なのか、それとも「non alcohol LASEK」なのか、手術当日の疼痛と視力について検討した。

方法として、エピケラトーム(Norwood社製Centurion SES II)を使用して上皮フラップを作成、エキシマレーザー(ニデック社製EC-5000CX-II)を照射し、保護用CL(コンタクトレンズ)を装用した。術後疼痛はピーク時とVAS(Visual Analogue Scale)で評価、問診により異物感・流涙・しみる感じ・かすみ・にじみ・まぶしさを5段階で表し、また術一時間後の視力を測定した。

結果をまとめると、エピケラトームの使用により、角膜上皮のフラップが容易に作成できる。術後の疼痛は、性差・年齢・切除深度に関係なく軽度で、手術当日の視力は比較的良好であった。Epi-LASIKは健常な上皮の接着が期待でき、疼痛は軽い。手術当日の視力も比較的良好であり、今後普及していくことが予想される。しかし、LASIKに近い快適な術後経過を得るためには、手技の改善や術後管理の工夫も必要であると思われた。

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