ASCRS(米国白内障・屈折矯正手術学会)2011

  • 日時:2011年3月25日〜29日
  • 会場:サンディエゴコンベンションセンター(アメリカ/カリフォルニア)

眼科領域における世界規模の学会ASCRS(米国白内障・屈折矯正手術学会)が、カリフォルニア州でロサンゼルス市に次ぐ第2位の都市サンディエゴにて開催され、北澤、安田医師らが参加し、発表を行った。ASCRSでは白内障から、レーシック、眼内レンズなどの屈折矯正手術に至る幅広いテーマについて議論され、当院ではこの学会に毎年参加することで眼科分野における最新の情報を入手している。海外のドクターと活発に意見交換を行い、最先端の技術を取り入れることで日々の診療に役立てている。

一般講演 Techniques and Technology - Wavefront

北澤世志博、安田明弘、石山善三、土信田久美子
「Comparison of Wavefront-Guided LASIK with Different Abberometers and Excimer Lasers(波面収差解析とエキシマレーザーの違いによるWavefront guided LASIKの効果)」

解析装置およびエキシマレーザーが異なる二種類のWavefront-guided LASIK(以下WFG-LASIK)を使用し、視力、高次収差(わずかなにじみやぼやけ)、コントラスト感度(明暗、色を見極める視機能)などについて比較検討した。
このWFG-LASIKと呼ばれる手術は通常のレーシックとは異なり、近視・遠視・乱視を矯正するだけでなく、個人個人の目に合わせオーダーメイドで治療することで、通常のレーシックでは矯正できない高次収差を矯正し“Quality of Vision(視力の質)”を向上しようとする手術である。
今回はAMO社のWaveScanおよびVISX S4 IR、アルコン社のWavefront analyzerおよびConcertoという解析装置とエキシマレーザーを使用した。術後の視力はいずれも良好で、コントラスト感度は正常域で有意差はなかった。高次収差については十分良好な結果が得られたものの両群間で各値に差が生じ、解析装置やエキシマレーザーが異なると術後視力や屈折度は良好でも高次収差に違いが生じることがわかった。

一般講演  Intraocular Lenses – Phakic

安田明弘、土信田久美子、北澤世志博
「Clinical Outcomes of Phakic IOLs Compared with Iris-Fixated Lens and Posterior Chamber Lens(有水晶体眼内レンズ手術における、虹彩支持型と後房型眼内レンズの比較)」

虹彩支持型有水晶体眼内レンズのArtisanと後房型有水晶体眼内レンズのICLを、矯正視力、裸眼視力、安全係数、有効係数、眼圧、内皮細胞密度について比較検討した。いずれの結果も良好で両群間で統計的な差はなく、虹彩支持型有水晶体眼内レンズと後房型有水晶体眼内レンズは臨床上ほぼ同等の効果が得られることがわかった。今後はより長期的な経過観察を行い安定性や合併症などについてさらに検討を重ねる必要がある。

ポスター講演 Complications

澤井循暉
「Result of Enhancement Cases After Cornea Stroma Cut with Epikeratome(エピレーシックで生じた角膜実質穿孔例に対する追加治療の成績)」

表面照射の術式のひとつであるエピレーシックは定着されている。当院が5年にわたり行った調査研究(16,744眼)では、合併症のひとつである実質穿孔(CSCと略す)は1,000眼につき一回の確率で発生することがわかったが、このような稀な合併症に対してどのように治療したらよいかという報告はなかった。14症例のCSCに対して再度の追加治療(13例PRKと1例有水晶体眼内レンズ)によって有効な手術成績を得た。もっとも重要なことは、初回手術で上皮を元にポジションニングさせることであった。

もっと詳しく知りたい、じっくり検討したい方は、お電話、Eメールでお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ 0120-049-035
平日:9:30?20:00 土日祝:9:30?19:00
※適応検査 / 説明会は、無料です。
  • 適応検査予約
  • 説明会予約
  • このエントリーをはてなブックマークに追加