レーシックの合併症

レーシックを受けるにあたって、気がかりなのが合併症。どんなものがありますか?

レーシックは、大変安全な屈折矯正手術です。

しかし、わずかな割合で、手術後に合併症を訴えられる方もおられます。

こうした合併症の発生は、米国の統計で も全体の1%以下に過ぎませんが、可能性としてご紹介いたします。ただいずれのケースも失明にいたるようなものではなく、時間を置くか、治療によって回復いたします。

一般的な合併症

ぼやける
手術直後は全体的にぼやけてやや見えにくい状態になりますが、次第に改善してゆきます。
手術直後に少し近くが見えにくいと感じることがありますが、一時的な症状ですので、時間の経過とともに徐々に改善します。
また、ご年齢が高い方、近視・乱視が強い方は、視力が安定するまでに1〜2ヵ月を要することがあります。

ドライアイ
レーシック後のドライアイはいくつかあるレーシック手術の合併症の中でも、最も多い症状のひとつです。手術を受けると角膜にある神経を切断するため、眼の感覚が鈍り、涙の反応が低下します。
どんな方でも術後3ヵ月程度は眼の乾燥感を感じます。その間は目薬を使用していただいていますが、使いすぎると本来涙を出す眼の機能自体が低下する可能性もあるため、目薬の使い方についても適切なアドバイスをさせていただいております。

なお、手術後のドライアイの症状は3ヵ月もすれば、ほとんどの方は元の状態に戻ります。 適応検査でドライアイと診断された方には、手術の前にドライアイの治療をさせていただく事もございますが、術後にドライアイが治るわけではありませんので、継続した治療が必要になります。

結膜下出血(白目の出血)
フラップを作るときにサクションリング(眼が動かないように固定する器具)という器機を眼に強く固定します。その際に、眼が押されるために圧迫感や違和感を感じることがあります。
また、この時に結膜(白目の部分)の血管が傷ついて内出血し、赤くなってしまうことがあります。
内出血は2週間前後で自然に消失します。

異物感・しみる感じ・鈍痛
手術後約20〜30分程度で異物感やしみる感じがありますが、ほとんどの場合翌日には消失します。痛みがある時は痛み止めを内服していただくか、目をアイスノン等で冷やしてください。


ごくまれに発生する合併症

視機能の低下(見え方の質の低下)夜間の見にくさ・にじみ
レーシックは、角膜にレーザーを照射することで角膜のカーブを変えて視力を矯正しますが、レーザーを照射した範囲よりも夜間に瞳孔が大きく開く方の場合は、レーザーを当てていない(矯正をしていない)部分の光も眼の中に入り網膜に届きますのでまれに光が少々にじんで見えたり、眩しかったり、また、明るい場所に比べて(暗い場所)では、視力の低下を感じることがあります。
通常これらの症状は、術後の半年の時点でほとんどの方が改善または消失します。
なお、適応検査時に暗いところで瞳孔がどの程度大きく開くかを調べる検査を行っていますので、事前にリスクについてご説明させていただいております。

近視の戻り
レーシック後に、弱い近視の状態で視力が安定し、追加矯正が必要になることがあります。
以前のように、メガネやコンタクトレンズが無ければほとんど見えないという状況ではなく、日常生活では、裸眼で生活することが可能です。
アイレーシック®やイントラレーシック(Intra LASIK)では、1ヵ月ほどで角膜や視力も安定してきていますので、その時点で弱い近視があり、再手術を行うことで視力の回復が見込めると医師が判断した場合は、再手術(追加矯正)を受けられるかどうかご相談の上で、決定しています。
手術後の定期検診、1年間の薬代、万一合併症が発生した場合の治療は手術代金に含まれております。手術後に稀に発生する近視の戻り等、予定した視力に回復しなかった場合のケアが万全です。医師の判断によって追加矯正が可能だと診断された方には再手術を行います。

感染
角膜上皮が完全に修復するまでの間に、傷口から細菌が侵入して、感染症を起こす可能性があります。当院から手術後にお渡しする点眼薬には、感染防止の点眼薬も含まれておりますので、医師の処方に従っていればほとんどリスクはございませんが、手術直後は、細菌が眼に入らないように充分に注意して生活していただくようにお願いしています。
感染の症状としては、充血や視力の低下などの自覚症状があり、目薬で治療することができ、約1ヵ月程度で回復します。

感染症防止

上皮欠損
手術中に角膜の表面の上皮が一部むけてしまうことがあります。高齢の方や以前に角膜にキズをつくった方に起こりやすい傾向があります。
ほとんどの場合、医療用コンタクトレンズの装用や点眼治療などで治りますが、視力の回復にやや時間がかかることがあります。

フラップの位置ずれやしわ
手術後早期に眼をぶつけたり、強くこすったりするとフラップのずれや、しわができる可能性があります。数日以内に整復すればほとんどきれいに治りますが、長い間放置しておくと、完全には元に戻らないこともあり、その結果視力低下の原因になります。

層間角膜炎DLK: Diffuse Lamellar Keratitis
手術後1週間以内で発症するフラップの下の炎症です。
ほとんどの場合、点眼や内服の治療で治りますが、非常にまれに悪化することもあります。その場合は、再度フラップ(蓋)をあけて洗浄することがあります。

上皮迷入(epithelial ingrowth)
本来は角膜の表面を覆っている上皮細胞が、フラップの下に入り込んでしまう合併症です。
まれに進行すると、視力低下の原因になるため、その場合は再度フラップ(蓋)を開けて、入り込んだ細胞を除く処置を行ないます。

手術の延期(ケラトームを使用した手術)
ごく稀に、角膜にフラップ(レーシックで作成する薄い蓋)を作成するとき、厚みが均一にできず、わずかな段差ができたり、フラップ表面に穴があいてしまうことがあります。
※このような場合は、エキシマレーザー照射をせず、作成したフラップを元に戻し、手術を一旦延期します。

このことによって、手術前の視力より悪くなることはほとんどなく、見え方も手術する前とほとんど変わりません。再び角膜が安定するのを待ち(通常レーシックで最低3ヵ月、エピレーシックで最低半年)再手術します。再手術後は、ほとんどの方が、目標視力に回復していらっしゃいます。
※IntraLaseを使用してフラップを作成した場合は、このようなトラブルは報告されていません。

角膜混濁(ヘイズ)
エピレーシックやPRK(PRK)やラセックの回復途中で、上皮の細胞分裂が不均一になることで、角膜の表面が白く濁り、視力低下の原因になることがあります。
その場合は目薬によって治療を行います。点眼をしていただくことで、にごりは改善し、視力も回復していきますのでご安心ください。ごく稀に、にごりが強く出てしまうケースでは、レーザーでその表面のにごりの部分を取り除く治療を行うこともありますが、にごりを取ることで、視力は回復し、本来の目標視力に近づいてきます。

角膜表層炎
ドライアイ等による眼の表面の乾燥が主な原因で、瞬きによって、角膜表面に点状の傷が多数できてしまう状態となり、視力が低下するケースです。(コンタクトレンズでもよく起こる症状です。)
角膜表面の細かな傷は、回復スピードも早いため、目薬の点眼によって早期に回復します。
涙の量が少なく、乾燥感が強くでている場合には、ドライアイの治療を行なう場合もあります。これらの対応により治療することが可能です。

不正乱視
角膜表面にわずかな凸凹ができることによって、光が乱反射して二重・三重にものが見え、メガネでも矯正ができない状態です。
角膜表面にできた凸凹を取り除くことで、乱反射を押さえ、ダブリを取ることができます。角膜が安定する時期まで待って凸凹をとるための再手術を行います。

角膜拡張症(ケラトエクタジア)
手術後に角膜が薄くなりすぎたことが原因で、眼の圧力によって、角膜が前方に突出し、強い乱視や近視の症状が現れる合併症です。
軽度の場合はハードコンタクトで矯正をします。強度の場合はハードコンタクトレンズを付け続けることが難しく、さらにメガネでも視力矯正ができない場合は、角膜移植になる場合がございます。
しかし、これらは手術前の適応検査を綿密に行うことで防ぐことが可能です。そうした意味で適応検査の重要性はいうまでも ありません。

その他のレーシックの安全性・合併症について よくある質問

お客様から寄せられたレーシックの安全性・合併症についてのよくある質問をご紹介しております。

レーシックについて よく見られている質問

その他カテゴリーのレーシックについてのよく見られている質問をご紹介します。

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