アジア角膜学会
2010年12月1日~12月3日 ウェスティン都ホテル京都

角膜フラップの作成方法の違いによる 再手術時のイングロースの発症率

本学会では角膜に関する基礎研究から最新の臨床治療まで幅広い報告が世界から集合しました。また、海外からの招待講演者が多いためか、参加費用がとても高い・・・(!?)学会でした。

海外の最新治療の情報収集・また有名な先生方と日本で再会する機会ができました。このように、レーシックにおけるフェムトセカンドレーザーの有効性について学術展示を行いました。

学会印象記

本学会で報告された最新の治療について、一部をご紹介します。


1.角膜の知覚神経 / ロンドン ノッティンガム大学 H. S. Dua先生

フラップのヒンジ フラップのヒンジ
フラップは完全に切り取らず一部残します。
その残した部分をヒンジと呼びます。

これまで、角膜知覚の神経支配は鼻から耳側方向と思われていました。そのためレーシックの際、フラップのヒンジよりも、鼻側もしくは耳側(神経の片側が温存される位置)のどちらかにヒンジをおいたほうが術後のドライアイを軽減できるという説がありました※。

※レーシックで一時的に切断された角膜知覚は3ヶ月~6ヶ月で再生します。

しかし本学会にて、神経線維は正常角膜の全周に均一に強膜から侵入していることが報告されました。また、レーシック手術は適応外となる円錐角膜においては、角膜の突出部に一致して神経終末(bulb)が過剰に発現されることも報告されました。

当院では、基本的には瞬き(まばたき)によるフラップのズレが少ない上方ヒンジを選択しています。ただし、強度乱視, 角膜瘢痕と新生血管, 翼状片等も考慮して患者様の状態に合わせてベストな手術方法を選んでいます。まずはお気軽に適応検査で相談してください。

適応検査のお申し込みはこちらから


2.Cross Linking クロスリンキング

Colin Joseph先生

クロスリンキングとは、円錐角膜の治療法のひとつです。

角膜の強度を高める(固める)ことで、病気の進行(突出)を抑えることが可能な技術として最近屈折矯正業界で脚光を浴びています。

この学会で、円錐角膜の治療経験で有名なフランスのColin Joseph先生と、2010年9月に参加したスペイン マヨルカ島での秘密会議以来、3ヶ月ぶりにお会いしました。

学会番外編

マイアミに留学していたときの研究所の知人と再会。学会よりも、昔話で花が咲きました。

毎朝7時に研修室に集合し研究データの発表をしたこと、ボスに怒られたこと、師匠の厳しい指導のおかげで論文を沢山出すことができたこと、息抜きにマイアミのSouth Beachに出かけたことなど、懐かしい話で盛り上がりました。

  • 写真1:厦門大学(中国)李偉 准教授(中央)と、慶応大学(日本)川北哲也 講師(左)
    お二人とも今も研究と教育と臨床を一生懸命がんばっていらっしゃいます。
  • 写真2・3:秋の古都 京都。紅葉のレッドカーペットがとても綺麗でした。
学会番外編
  • 写真4・5:今回の学会は、宿坊といって京都のお寺に宿泊してみました。精進料理が食べられるので楽しみにしていましたが、1人では作ってもらえず...。
  • でも朝ごはんは卵、豆腐料理を出してもらえ、とてもヘルシーでおいしかったです。(写真5)

第64回 臨床眼科学会
2010年11月11日~14日 ポートピアホテル・神戸国際会議場・神戸国際展示場

日本臨床眼科学会は、眼科業界において国内で最大規模の学会です。今年は64回目で、神戸神奈川アイクリニックがある兵庫県神戸市にて開催されました。

我が国のレーシックの症例数が150万症例を超えた背景などもあり、レーシック後の患者様のフォロー体制に関するお話、例えば白内障になった場合の眼内レンズの度数決定方法などが話題でした。レーシックを実施している病院はもちろんのこと、行っていない病院でもレーシックに対する関心の高さを感じさせる学会でした。

発表演題:レーシック後再手術の角膜上皮細胞迷入の発症率

角膜フラップの作成方法の違いによる 再手術時のイングロースの発症率 マイクロケラトームでイングロースを認めたのは
45眼(14.3%)、FS群では11眼(4.95%)でした。

角膜フラップの作成方法には、フェムトセカンドレーザーを行う方法と、マイクロケラトームと呼ばれる機器を使用する方法があります。

その違いによって、レーシック術後の再手術における角膜上皮細胞迷入(イングロース)の発症頻度が異なるかどうかを検証し報告しました。

イントラレースによって作成されたフラップでは、イングロースの発症率はマイクロケラトームに比べ低率でした。さらに、除去術の追加を必要とする割合は、マイクロケラトームのほうが高い頻度で起こります。

このように、レーシックにおけるフェムトセカンドレーザーの有効性について学術展示を行いました。

学会番外編
  • 写真左)学術展示前で、質問があった場合はお答えしています。
  • 写真中)会場でお会いした梅田院長の壺井先生と
  • 写真右)iPhoneを用いて、実際の手術ビデオを供覧しました(襷に質問歓迎...)。

臨床眼科学会のテーマは「無限の未来へ」 iPS細胞

今回のメイン講演は、iPS細胞の研究で有名な京都大学の山中伸弥先生の特別講演でした。
普通の細胞は、例えば一度眼球を形成すると、そこから突然皮膚などの他の細胞になることはありません。

しかし、「iPS細胞」とは、皮膚など身体の細胞をいったん"リセット"することで、あらゆる組織や臓器に変わる"万能性"をもった細胞で「再生医療」の切り札として注目されています。

たとえば、難病の患者様から取り出した細胞には、その病気の根本となる遺伝情報も含まれています。そこで、試験管内で細胞を培養することで、病気の発症機構を細胞レベルで原因解明することができます。ヒトiPS細胞は、病気やけがで失われた臓器や組織を機能させる再生医療への活用の可能性で、注目されています。

難病の治療法の確立にも大きな貢献を果たすので、普段臨床に携わっている眼科医としてこの基礎研究からの可能性・未来を感じました。

iPS細胞
  • 写真左)ハエ頭部の拡大写真。よく見ると、本来であれば触覚になる部分から、足が生えています。
  • 写真右)iPS細胞の写真

眼科専門医 屈折矯正手術の会

眼科専門医屈折矯正手術の会

レーシックを行っている眼科専門医の集団として知られる屈折矯正手術の会で、なぜか講演させていただく機会をいただきました。

事前に、老視矯正に関する講演を、というリクエストをいただいていましたので、神戸神奈川アイクリニックの老眼治療並びに海外の老視治療の最新情報などを、諸先輩方にお話させていただきました。

まだ日本では行われていない老視治療など、世界には様々な方法があります。ご興味がある方は、診察時にご質問ください!

このような講演を機に、神戸神奈川アイクリニック以外の先生たちと屈折矯正手術について話し合う機会(そして裏話なども)は、とても有意義でした。普段の診療にも活かし、患者様にご満足いただける診療に努めていきます。

AMO University 「iLASIKサミット」
2010年9月26日 ホテルグランヴィア大阪

AMO University 「iLASIKサミット」

iLASIKサミットは、屈折矯正分野で世界最大のレーザーメーカーであるAMO(Abbott Medical Optics Inc)が主催しています。神戸神奈川アイクリニック以外に複数施設のユーザーが情報を共有交換できる場として東京会場に引き続きこちらでも開催されました。

アイレーシック®は検査機器及びフラップ作成から始まるレーシックを、一貫したメーカーの機器を使用して行う手術で、唯一日本の厚生労働省に認可されている三種の神器を用います(その他のレーシック手術は、検査機器・フラップ作成そしてエキシマレーザーのメーカーさんがバラバラです)。

オペチームだけではなく、術前の正確な検査を主に行う視能訓練士をも交え、より精度の高い治療結果を目指して、活発な情報交換もあり非常に有意義な時間となりました。

当院からの報告 -ウェイブスキャン測定の技-IR率を向上させる方法

当クリニックの宮前視能訓練士が、「ウェイブスキャン測定の技-IR率を向上させる方法」というタイトルで報告されました。

ウェイブスキャンは患者様のひとりひとり、それぞれ特異的な角膜の表情、収差をとらえる機械です。ただボタン押すだけですが、実は撮影時の検査員のスキルがとても重要です。このデータをもとに作成した照射プログラムによって得られる治療効果は左右されます。

神戸神奈川アイクリニックにおいて、多くの患者様にこの精密なウェイブスキャンの結果を用いた手術カスタムビューを受けていただけるように、執刀する医師だけではなく、検査の段階からいかに正確なデータを取得するか一丸となって様々な取り組みをしています。正確な検査、安全な手術の向上のために日々実践している内容を実際の検査機器を使用しながら、他のアイレーシック®を行っている施設とともに充実した学術交流を行ってきました。

なお、神戸神奈川アイクリニックのなかで、カスタムビュー使用率は95%で、症例数は、52,977症例(2010年8月末時点)と、国内ぶっちぎりに最多の実績をもっています。

ESCRS 2010
2010年9月2日~8日 フランス・パリ

ヨーロッパ白内障屈折矯正手術学会ESCRSはレーシックを含む屈折矯正手術の最新情報満載のミーティングです。2010年の総会は、フランスの首都パリで開催されました。

発表演題:How to fix IntraLased flap after Radial Keratotomy(RK)

今回の学会では、RK(放射状角膜切開術)後の再手術における、当院での症例を報告してきました。レーシックが普及する以前に、RKはロシアを中心に発展された近視矯正の技術です。しかし矯正効果の不安定さなどから現在ではほとんど行われていないのです。今回神戸神奈川アイクリニックで、10年以上も前にこのRKを受けた方が見え方に満足されず、レーシックによる再手術を希望され来院されました。難治なケースでしたが、どのようにして安全に手術を行ったかについてビデオ講演してきました。

当院では、このようにRK後以外でも、国内外の施設でレーシックを受けられた方への再手術のご相談を、随時無料(ご予約制)で承っております。

マヨルカ島での秘密会議

ひょんな呼びかけで、急遽パリの次いでにスペイン・マヨルカ島に移動してある秘密会議に参加してきました。今年で3回目らしく、秘密のルートでのみ参加できるクローズドの会です。

主に屈折矯正手術業界の教授陣(英米仏独)と私みたいなゲスト(日本からは初参加)の十数名の参加でした。生の臨床データを軸に、いかに患者の満足度を最高にできるかを、アカデミックに活躍中の先生方々から様々な意見を取り入れながら、会の進行が行われました。

レーシックのみならず、有水晶体眼内レンズや老眼治療の第一線におられる先生たちの意見を、直接討論できたことで非常に有意義な会議となりました(しばらく学会放浪しなくてもいいかも...と思えるほどです)。神戸神奈川アイクリニックでの臨床でも役に立て、今後の治療方針や技術などを含め世界に負けない質の向上に努めたいと思います。

  • 写真左)マヨルカ島の風景。スペイン・バルセロナの沖から約200km(飛行機で1Hくらい)の地中海に浮かぶバレヤレス諸島で一番大きな島(佐渡ヶ島の4倍くらいの面積)です。
  • 写真右)どこまでも続くきれいな空と海。
  • 写真左)海に囲まれたマヨルカ島に来たのに、なぜかプールで泳いでしまいました。
  • 写真右)スペイン広場にある終着駅。木製電車でとてもレトロな雰囲気をトリテツしてもらいました。
  • 写真左)マヨルカの顔ともいえる海を見おろす大聖堂・カテドラル。かなり高いので下から前面を。
  • 写真右)カテドラルの色鮮やかなバラ窓。ステンドグラスはすべてかの有名な建築家、アントニ・ガウディの作品です。下からズームアップした写真です。

Refractive Surgery Update Seminar
2010年8月21日 ウェスティン都ホテル京都

リフラクティブ関西研究会(旧レーシック関西研究会)は、10年前より毎年関西地区で開催されている研究会です。今年はウェスティン都ホテル京都で開催され、今回初めて参加してきました。

これまでのリフラクティブ関西研究会は、半日会議でしたが、今年からトピックスが最新の老視治療や白内障手術まで及んだため丸1日で濃厚なプログラムになりました。

手術後、非常に高い満足度をもたらすレーシックですが、「治療に苦慮した症例」というテーマで、プログラムの最後に討論会があり、最新の技術革新だけではなく治療方法について眼科専門医による意見交換が行われ、自身にとっても大変有意義な研究会となりました。

ウェスティン都ホテル京都

都・東山の高台に立つウェスティン都ホテルは、中心部隣接でありながら、四季折々の美しい自然に恵まれて京都を一望する絶好の景観が魅力のホテルです。

学会印象記 -次世代の白内障手術

本学会で報告された最新の治療について、ほんの一部をご紹介します。

今年の4月ボストンのASCRSでもレポートしました「フェムトセカンドレーザー(FS)を用いた白内障手術(LenSx)」が本研究会でも報告されていました。レーシックのフラップ作成で知られているフェムトセカンドレーザー(FS)を白内障手術の手技の一部に応用したものです。しかし、そんな話題彷彿なマシーンを早くもこの7月にAlconという眼科最大手メーカーによって買収されています。

箸を使う日本人は手先が器用で、実際はどうかわかりませんがフェムトセカンドレーザー(FS)と医師の手による精度の比較検討が行われました。http://www.lensxlasers.com/vision_power.aspx

また、神戸神奈川アイクリニック全院に導入しているイントラレース(AMO社)でも、同様に白内障手術への応用技術が開発中とのことで、なかなか目が離せないものです。

学会のお楽しみ情報交換会

京都府立医大眼科教授 木下茂先生

リフラクティブ関西研究会の代表世話人である木下教授に再会しお話する時間が持てました。大学院生の頃、角膜、眼表面および羊膜移植と研究分野が共通していたので、以前より基礎研究面について多くのアドバイスをいただきました。木下教授は、角膜の治療のみならず基礎研究から新しい治療法の開発と世界の眼科領域の研究をリードしています。研究以外に教育にも熱心で多くの弟子たちが育って各地で活躍しています。

SBC新宿近視クリニック 安田佳守臣先生

アイレーシックを行っている施設のひとつであるSBC新宿近視クリニックの安田佳守臣副院長にも再会しました。手術の達人で、いろいろとテクニックをお持ちで、いろいろ教わっていました。病院は違っても、患者様の眼を治したい!という気持ちは一緒です。同じ屈折矯正手術に携わる医師として、目の治療を通して社会貢献していこうと熱く熱く語り合ってきました。

Aegean Cornea 2010年
2010年7月9日~11日 ギリシャ・クレタ島

ギリシャの南でエーゲ海に浮かぶ最大の島(クレタ島)でAegean Cornea2010学会が開催されました。本学会は今年で10回目、さらに2010年はレーシックが始まって20年のため、20/10(※)とかけたアニバーサリー祭の年でした。屈折矯正手術の歴史を振り返ることと、レーシックをこれまで導いたパリカリス博士(Dr. Ioannis Pallikaris、現クレタ大学長)に再会することが目的でした。

学会で講演されたのはパリカリス博士以外に、バインダー先生(Perry S.Binder)、マクドナルド先生(Marguerite McDonald)シャルホーン先生(Steve Schallhorn)など権威ある先生でした。

※20/10は、日本の視力2.0に相当する欧米で用いられている視力表記です。分数で表すため20/20は日本での視力1.0、20/40だと視力0.5になります。

クレタ島

クレタ島はヨーロッパにおける最初の文明のひとつであるミノア文明が栄えたところでもあり、紀元前3000年(どんなアンチエイジングしても無理...)にはすでにここに文明があったようです。

レーシックの歴史(手術方法が確立されるまで)

レーシックの考案者  パリカリス博士 レーシックの考案者
パリカリス博士

日本では2000年に厚生労働省によりレーシックの承認がおり、そこから普及が始まりましたが、そのさらに10年も前から実はレーシックは行われていました。

1987年にDr. Theo Seilerが最初に行ったPRK(神戸神奈川アイクリニックでも実施)は、手術後の成績は非常に良い手術方法でした。しかし最初にいくつか問題点を抱えていたため、ギリシャのパリカリス博士はさらに驚くほど視力回復が早く、手術後も透明な角膜を保つことができる手術方法を開発していました。

1990年、初めて人の眼でこの手術が行われ、 1995年に世界で最も認可が厳しいといわれるアメリカの FDA(日本の厚生労働省にあたる)がレーシックを許可しました。そして現在では多くの眼科医がこの手術を屈折矯正の第一選択とするまでに至ったのです。 日本においても日本眼科学会でレーシックについてガイドラインが定められ、安全な手術方法として確立されています。

学会印象記

本学会で報告された最新の治療について、ほんの一部をご紹介します。

縫合しない表層角膜移植(Sutureless FALK)

イントラレース(神戸神奈川アイクリニック全院使用)の利点は、他のフェムトセカンドレーザーと比較しても、正確な厚みで角膜片が作成できるという点にあります。 この技術を表層角膜移植に応用した報告がありました。通常の角膜移植は移植片に糸を用いてレシピエントの角膜に縫合しますが、イントラレースを用いると縫合しなくとも移植成績は安定するという報告をマイアミ大のSonia H.Yoo医師が発表しました。

新しい眼内レンズの素材(光反応性)

白内障で使用する眼内レンズに、ある種のポリマー重合体を配合させることで、光の反応によって変化して屈折を2Dくらい調節が可能(ドイツデーター)という非常に興味深い眼内レンズの報告がありました。

番外編1 学会後、イギリスに渡り、スコットランド南西部のグラスゴーへ

  • 写真左) グラスゴー大学は、英語圏最古の大学の一つでいわゆる名門校です。写真(左)のように、宮崎駿のアニメに登場しそうな素敵な建築物が立ち並び、特に中庭のつくりは素晴らしいと思いました。
    グラスゴー大学の出身者としては、国富論のアダムスミスや電気を発明した父ジェームスワットがいます。
  • 写真右) この木なんの木?気になる木。大学の構内で見つけたサボテン(?) この木がなんの木か分かる方、ぜひ教えてください!

番外編2 全英オープン

7月15日から18日までの4日間に渡り、スコットランド東部にあるセントアンドリュースのオールドコースで開催された、全英オープンに行ってきました。 一部ですが本場を観戦することができました。

左側の写真が、名門ホールです。素晴らしい...選手の写真は撮影できなかったので、私のゴルフスィングでお許しを...(失礼)詳細を知りたい方は診察時でも声をかけて下さいね!

2010 ASCRS
2010年4月10日~14日 アメリカ・ボストン

毎年おなじみの世界最大の白内障・屈折手術会議に参加してきました。世界中から7300もの眼科医が集まりました。今年のASCRSはアメリカ合衆国北東部にあるマサチューセッツ州の州都、ボストンで開催されました。

発表演題: Epithelial Ingrowth Rates After Retreated LASIK

写真:マイクロケラトーム術後の Epithelial Ingrowth(イングロース)マイクロケラトームによるこの合併症の比率は14.3%と、イントラレースよりかなり高率で発生します。

今回の学会では、 レーシック再手術後の合併症の一つである上皮迷入Epithelial Ingrowth(イングロース)について、マイクロケラトームとイントラレースによる合併症の発生率を比較検討した結果を報告しました。

神戸神奈川アイクリニックは3年前までマイクロケラトームを用いたレーシックを行っていました。しかし、現在ではイントラレースを用いたプレミアムアイレーシック®を中心に屈折矯正を行っています。その理由は、マイクロケラトームと比べ、手術中の合併症および術後成績がプレミアムアイレーシック®のほうが安全で正確だからです。当院では、角膜フラップを作成するレーシックにおいて、患者様にとって最善な手術方法を選択しています。

写真:マイクロケラトーム術後の Epithelial Ingrowth(イングロース)マイクロケラトームによるこの合併症の比率は14.3%と、イントラレースよりかなり高率で発生します。

参考文献
  • Dr. Price  2010 Eye World
  • Dr. Caster 2010 JCRS

学会印象記

写真1:Steve Schallhorn(スティーブ・シャルホーン)先生との写真

Steve Schallhorn(スティーブ・シャルホーン)先生と夕食を。

スティーブ・シャルホーン先生(写真1・右)は、今日の屈折矯正分野で最も権威ある医師で、人格もすばらしく大大大尊敬しています。元々海軍パイロットのインストラクター(本物のトップガン)でもあります。シャルホーン先生がまとめたイントラレースとカスタムビューを組み合わせた手術=アイレーシック®の見え方の質・安全性に関する論文をもとに、NASAでレーシックの安全性について調査と検証が行われました。その結果宇宙飛行士への適応が承認されました(ちなみにマイクロケラトームではダメです)。

前回は学会前夜に夕食を一緒にしましたが、今回は2回目です。3時間も食事しながら最新のレーシックの技術面及び基礎研究について有意義な話を交わしました。今後、神戸神奈川アイクリニックの医療に関してシャルホーン先生にもご協力をいただけることで共に仕事をすることになっています。

今回の学会は、患者様にとっての最善の治療ができるよう国内・国外問わず様々な医師と交流して知識・ノウハウを吸収するのに大変良い機会となりました。

写真2:LenSxの展示ブース

フェムトセカンドレーザーを使った白内障手術
(LenSxの展示ブース)

フェムトセカンドレーザーは、角膜フラップを作るイントラレース(IntraLase)で使用されている種類のレーザーです。今回のASCRSでは、レーシックのみならず白内障の分野でも応用できる機種の紹介があり、話題となっていました。

以前より、フェムトセカンドレーザーを使用した治療方法について興味(ICFLO)があり、屈折矯正手術だけではなく、角膜移植、白内障・老眼・緑内障などに対する最新技術の発展が本当に現実になってきたな~とめちゃめちゃおもしろかったです。

本当のサプライズ -ポール・マッカートニーさん-

学会の合間に行った、Beacon Hillの安いピザ屋で、なんと!

ビートルズのポール・マッカートニーさんに会いました。

アジア人からしたら金髪の方はみんな似てみえちゃうので、後輩に「そうだよね???」と確認したら、逆にポールさんに「そうだよ!」とウィンクされてしまいました(笑)。偶然とはいえ、右に肩を並べてピザを頬張ったので学会発表以上に緊張!!とてもいい人で、店内の子供たちにマジックを披露していました。帰り際に、ここのピザおいしいよね、と話かけてくれてた...手がお互いギトギトだから握手もサインも、写真も撮らずに行かせてしまったのが、心残りです。。。

ちなみにポール・マッカートニーさんに会ったピザ屋は配達が中心で、ここのお店です。 http://www.theuppercrustpizzeria.com/

もしかしたら、ポールさんに会えるかもよ!?

ボストンの大学群

学術都市として名高いボストンには著名な大学が存在します。時間を見つけて地下鉄のT(赤)で行ってみました。

写真3:ハーバード大学の校門 ハーバード大学の校門

Harvard University ハーバード大学

言わずと知れた米国で最も古い大学です。幅広い分野で世界をリード(学費もとてもとても高い)。オバマ大統領の出身大学でもありますね。

ハーバード大学の正面玄関にこのロゴ。

クリムソン色の盾には、ハーバード大学のモットーのVE-RI-TASの文字が書かれています。英和辞書にも出てこないこの言葉。意味をご存じでしょうか?実はこれ、ラテン語で「真理」の意味。真理を追究するためにできた学校、なんかカッコイイですね!

Massachusetts Institute of Technology マサチューセッツ工科大学

南北戦争後に起きた、ボストンの急速な工業化による産業構造の変化に対応する為に設立された大学です。

これまで、ハーバード大と同様に多数のノーベル賞受賞者を輩出した、世界の頂点に立つ理工系大学・研究機関として超有名な大学です(留学したい...)。

自然哲学者のウィリアム・バートン・ロジャースによって1861年に設立され、その名が建築物の随所に刻まれています。校舎の一つである「グレートドーム」はシンボルであり歴史を感じさせる外観です(写真4と5)。

マサチューセッツ工科大学の博物館にも行ってみました。
大学での研究技術が展示されていました。中でも人工知能ロボットは有名で、 写真6は世界で最初に発明された社交的なロボットです。言語がわかって、常識があって、学んで行動できる夢のようなロボット...。アメリカの科学技術の始まりから、最先端(ナノテクノロジー、宇宙スーツなど)までをここの博物館で見ることができます。技術と芸術の融合の感じですんごいよかったです。

William B. Rogers 写真4:William B. Rogers
グレートドーム 写真5:グレートドーム
博物館のロボット 写真6:博物館のロボット

ESCRS Winter
2010年2月12日~14日 ハンガリー・ブダペスト

毎年おなじみの冬版ヨーロッパ白内障屈折矯正手術学会ESCRSです。今年で14回目の開催となり、ハンガリーの首都ブダペストで開催されました。

発表演題: Inappropriate Flaps Creation during Lasik

イントラレースは、マイクロケラトームよりはるかに手技が安全で、角膜フラップの厚みのばらつきや、術中の重篤な合併症も少ないとされています。

しかしながら、稀にフラップ作成が不完全のため、手術を中断する症例もあります。その場合の、考えられる原因と術中の正しい判断の重要性について当院の症例報告をしました。

ESCRSのトピックとして -老眼治療について-

レーシックの父と言われるパリカリス博士よる老眼治療、Flexivueの発表がありました。日本でも行われているKAMRA(老眼治療)の透明版で、同じく視力が出るのは1-3ヶ月と遅いようです。発表では70%の方が治療後に老眼鏡を使用しなくなった、と報告がありました。

そのほかフェムトセカンドレーザーを用いた老眼治療(Intracor)も興味深かった。この方法は角膜の表面を切ることなく、空間的に角膜実質を弛緩させることで角膜中心が前方に突出するため近視化した状態を片眼もしくは両眼にする。ドイツ、ベルギー、エジプトから報告があったが、いずれにしてもまだ確定した手技ではないので今後の改善が期待されるところです。

ブダペストの写真

温泉につかりながらチェスを楽しむ人々

温泉につかりながらチェスを楽しむ人々

ブダペストは昔から温泉が有名だそうです。ブダペストの温泉は、池かといわんばかりの大きな温泉で、湯温は、34度と37-38度と微妙に別れていました。内湯もあるが、みんな水着をつけて露天やサウナを楽しんでいます。勝手がわからないので、きょろきょろして明らかに挙動不審の東洋人でしたが、気にせず売店で朝からビール買って飲んだり、ワイン(ビールより全然安い)を飲んだりと極楽なときを過ごしました。

すると・・・老人が手提げ袋からチェスのコマを出して、温泉につかりながらチェスを始めた!日本にはない風習です。うれしくて写真とってもいいですか~とパシャリ。

ドナウ川

ドナウ川

ブダペストは、街の中央を流れるドナウ川によって、王宮のある「ブダ地区」と都市機能が集中している「ペスト地区」に分けられています。

ブダの王宮の丘には中央にドームを持つ王宮(現国立美術館)、マーチャーシュ教会、漁夫の砦が、一方、写真の対岸、ペスト側にはドナウ川のさざ波を前に国会議事堂、ヴィガドー劇場、科学アカデミーなどが建っており、美しさを際立たせています。

ブダペストを象徴する場所・くさり橋

ブダペストを象徴する場所・くさり橋

「ブダ地区」と「ペスト地区」、このふたつのエリアを結ぶのが、写真の「くさり橋」です。美しい「くさり橋」ですが、激動する歴史の舞台となりながら2度、破壊されているのだそうです。

さらに1956年のハンガリー動乱の際には、ソ連の戦車がこの橋を渡った歴史もあります。夕暮れ時のイルミネーションの美しさは、"ドナウの真珠"と讃えられ、この都市を象徴するロケーションになっています。

英雄広場

英雄広場

広大な市民公園、西洋・現代美術館に囲まれて位置するブダペストの「英雄広場」。この広場は、ハンガリー人が現在の地に定住した896年の1000年記念として1896年に作られた広場だそうです。

広場中央の建国記念碑(柱)は約35mの高さがあり、この記念碑を囲み、ハンガリーの初代国王、独立戦争・革命の英雄など、14人の像が飾られています。たくさんの像に囲まれ、圧巻です!

今回の旅で一番オススメ!王宮地下迷宮(ラビリンス)

今回の旅で一番オススメ!王宮地下迷宮(ラビリンス)

迷宮...ラビリンス...この言葉に、一体何が起こるんだろうとわくわくしちゃいます。その名の通り、王宮の地下に位置していて、第二次世界大戦には地下住居、軍の秘密施設や監獄としても使用されたという噂もある、秘密の地下道です。

現在は一部が公開され迷路として観光施設化されています。写真はラビリンス内の一部ですが、手の込んだ演出が加えられていて、受付で渡される地図を手に各人で歩き出口を探すシステム...超本格的な迷宮です。

写真の通り、すごく雰囲気のあるラビリンスでした。迷宮内を探検していたら、どこからともなくすっぱ~い(発酵したような)匂いがしてきて...何とそこにこんこんと湧き出るワインの泉が...!!

本当はたくさん写真を掲載したいところですが、ラビリンス内のネタあかしになるので、これ以上の写真は割愛します。詳しく聞きたい方は、診察にて。。。

もっと詳しく知りたい、じっくり検討したい方は、お電話、Eメールでお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ 0120-049-035
平日:9:30?20:00 土日祝:9:30?19:00
※適応検査 / 説明会は、無料です。
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