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レーシックの失敗リスクや確率ってどうなの?【レーシック事情】

レーシックは安全か?失敗リスク・確率は?

日本で1998年ころから始まったレーシックはもう20年が経ちました。現在のレーシックは以前とは比べ物にならないほどに技術が進み、初期レーシックでは考えられないほど安全で気軽なものになっています。

またレーシック以外のレクストやICL、リレックススマイルなどの施術も普及し、あらゆる患者に対応できるようになってきました。

もちろんレーシックは医療行為なので、他の病気の手術と同じように失敗の確率がゼロではありません。ですがネットや2chで誹謗中傷されているようなめちゃくちゃなリスクはありません。

そもそも、そんなリスクがある施術を国が認可するわけもなく、またクリニック側もそんな危険なものを提供するわけがないのです。国やクリニックは安全だと認めたからこそ認可・営業しているのです。

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レーシックは本当に安全なのか

そもそも、本当に危険な治療であれば、私たち眼科医がこの治療を行うわけがありません。また、ネットでは、「眼科医はみんなメガネをかけていてレーシックなんか受けていない」などと書かれていることがありますが、そんなことはありません。

私自身、レーシック手術を十八年前に受けているし、私の周囲にもレーシックを受けた眼科医はたくさんいます。

もちろん、受けていない眼科医もいます。老眼世代では、レーシックをするメリットと、デメリットがあります。すべての人がレーシック手術をした方がよいというわけではありません。

必要な人が安全に手術を受けて、念願の裸眼生活を手に入れてもらえれぱいいのです。

引用元: 目は治ります。(荒井宏幸 著)

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レーシックは何をもって成功と言えるのか?

レーシックを受けて手術が「成功」したかどうかは、結局のところ術後の視力に対する「本人の満足度」に左右されます。

仮に手術後に「両目視力1.5」が達成されたとしても、普段近くを見る生活が大半であれば目の負担になり、必ず不満や不都合が生じます。自分自身で「成功」したと感じ、満足するためには、手術を受ける前に「どこにゴールを設定するか」が重要です。

「デスクワークが多いから長時間近くを見ても楽なように、若干弱めの矯正でいい」「スポーツをしているので、遠くをはっきり見るために2.0にする」「とりあえずは乱視が取れればいい」などと、自分のライフスタイルや目の使い方に適したゴールを目指しきしょう。

その上で、どのようは矯正を行うのかを、医師と綿密に相談するとよいでしょう。

引用元: レーシックで失敗しない本(吉田憲次 著)

レーシックの失明リスクは?

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レーシックで失明することはありますか?

レーシックは眼球に穴を開けたりするわけではなく、レーザーで角膜を削り、屈折力を変えるという表面的な手術です。レーシックは、角膜表面にフラップを作る「ケラトミユレーシス」と、エキシマレーザーで角膜を削る「PRK」のニつの手法を併せたものです。

それぞれ約舶年、幼年と非常に長い歴史があり、システムはほぼ完成されています。もちろんレーシックは外科的な手術ですから、100パーセント事故がないとは断言できません。

しかし、患者の目の状態をきちんと見極められる、経験豊富な医師が正しいプロセスにのっとり、時間的な余裕を持って適切な手術を行えば、失明することはないでしよう。

それでも不安が残る人は、その不安が拭できるまで手術を受けるべきではあません。そして、あなたが抱えている不安や疑問に対してしっかりと答えてくれる、信頼できる医師の下で手術を受けましょう。

引用元: 視力矯正治療(市川一夫 著)

レーシック衰退の原因?銀座眼科事件について

ひとつの病院がモラル崩壊!レーシック手術集団感染事件へ

2008年頃から、東京の銀座にある「銀座眼科」にて「レーシック」手術を受けた方のうち70人近くに感染症角膜縁などが見られました。手術が原因で感染症を引き起こすということは、病院の衛生面に問題があると考えられます。

実際に、この銀座眼科では、手術室が病院の待合室からも見える状態で、且つ隔離もされておらず、消毒等も不十分だったということですから起こるべくして起きた事件でしょう。

さらに銀座眼科の溝口朝雄元院長は、経費削減のため素手で手術を行っていたということで、日本中の医者たちを驚かせました。

しかもこういった症例が多く見られることを知っていながら、改善を試みなかった病院のモラルそのものに問題があり、院長は業務上過失致傷で逮捕されました。

感染症の患者が出ることで、また受診する患者が増えるから良いとでも思ったのでしょうか。即日手術を行ったり、消毒を省いたりするようでは、質より量という病院経営を行っていたと思われても仕方がありません。

安すぎるレーシック眼科は考えもの?

手術をするドクター

手術後感染症に罹るのは、病院の衛生面に問題があるのではないかと病院側ですぐに気づきそうなものですが、そのまま手術を続けたことで被害者は増えていったはずです。しかし指摘を受けるまで改善しませんでした。

また、この銀座眼科では事前検査もなく、適正診断のようなものがないまま即日手術を行っていたことも問題視されました。

ちなみに、この後、銀座眼科では滅菌装置を新しいものに変えるなどし、衛生管理を徹底したところ感染症の症例がぱったりとなくなったそうで、原因はこれを見ても明らかです。

モラルが低い病院にかかるのはお金がもったいないし、身体に大きなリスクを負いますからよく吟味してください!

レーシック手術そのものの安全性よりも、医師や病院の実態が術後の経過等に影響を及ぼしますから、手術を受ける前の病院選びが最も大事な時期となるでしょう。

また10万円以下のレーシックは古いマシンを使った、ケラトームレーシックがほとんどです。ケラトームを使ってフラップを作ると合併症リスクが高まります。

安すぎる施術メニューにも注意しておきましょう。

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数十年後に突然問題が起こるとは考えにくい
レーシックは世界中の眼科医が数十年にわたり研究や臨床経験を重ね、中長期的に安全性に問題がないという見解を持っており、世界中でたくさんの人たちが手術を受けている。
レーシックが原因で、数十年後に突然目に大きなトラブルが起こることは考えにくい。

引用元: レーシックで失敗しない本(吉田憲次 著)

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レーシックのリスク:よくある後遺症

レーシック手術後によくある後遺症

レーシックの内容を簡単に説明すると、フラップという蓋になる部分を薄く切り取って開き、レーザーによって物理的に角膜を削ってからフラップを戻すという方法をとっています。

事前の適性検査や、最新機器による正確な施術によって安全性は格段に向上していますが、合併症やリスクについては必ず避けられるものではありません。
医師も必ずレーシック前に説明しますが、手術自体は成功してもその後に軽い後遺症が起こることはよくあります。

術後すぐに、以下の症状がみられることがあります。

  • 視界がぼやける
  • ドライアイになる
  • 眼を閉じたとき異物感がある
  • 暗い場所で物が見にくくなる、光がまぶしい(ハローグレア)

以上の症状は、術後1ヶ月~長くて半年以内に改善する軽度の障害であると言われていますが、一年以上たっても改善が見られない人も居ます。

視界のぼやけやハローグレアが長期化した場合、回復には再手術が必要とされていますが、角膜の厚さの関係で実際には困難です。

その他の後遺症など

他にも重度の症状としてフラップのずれによる変形や、細菌感染からの炎症、角膜の白濁などが発生する可能性があります。

これらは、術後、フラップが安定しないうちに眼球に強い衝撃を受けたり、目に異物が入ることによって発生する症状です。術後は一週間ほど安静にすることが求められますが、必ずしも避けられるものではありません。

また、他にも以下の問題が発生する場合があります。

十分な視力の改善が見られない
もともと重度の近眼、乱視の人は、正常な視力とされる0.7以上に回復しない場合が一割程度存在します。

眼圧測定が困難になる
正確な値が出ないため、緑内障などが見逃されてしまうかもしれません。

白内障手術が困難になる
濁った水晶体の代わりに入れる眼内レンズの度数が、正確に割り出せなくなります。

後遺症は回復するのか

術後の後遺症は、軽いものであれば時間経過による慣れで症状が治まることが多いです。しかし、重篤なものはレーシックによる再手術などが必要となることがあります。

ものによっては角膜の移植などが求められることもあります。

レーシックのリスクまとめ

レーシックのデメリット、リスクについて取り上げました。考えて頂きたいのは、これらのデメリットを受け入れてまでレーシック手術を受ける必要は、必ずしもないということです。

近年はレーシックに代わってICL(眼内コンタクトレンズ)が人気を集めていますし、リレックススマイルなどの施術方法も開発され、他の選択肢も増えていくとます。

レーシックは差し迫った状況で受ける類のものではありません。メリットの他に、十分にデメリットの理解をしたうえで検討してください。

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