2014年の澤井医師の学会放浪記

2014年の澤井医師の学会放浪記

精度の高い屈折矯正手術の発展を目指して、世界各地で行われている学会に積極的に発表をしています。常に最新の知識・ノウハウを持って診療と治療を心がけています。

第19回 日本集団災害医学会総会
2014年2月25日~26日 東京・有楽町

日本集団災害医学会総会・学術集会看板

2月25日、26日にかけて、日本集団災害医学会が東京国際フォーラムで行われました。本学会には初参加です。当院でレーシックを受けた公務員の、メガネやコンタクトレンズ装用時の任務遂行への不安の声をもとに、災害対処に携わる自衛官、消防士、警察官、海上保安官の実戦での影響を調査しました。

発表演題:災害対処と屈折矯正手術について
-東日本大震災におけるレーシック後の公務員のパフォーマンス調査-

会場にて

過去3年間、約1700名の災害対処に携わる公務員(自衛官、消防士、警察官、海上保安官)に対して屈折矯正手術を施行しました。そのうち、東日本大震災の直前1ヶ月以内に当院で屈折矯正手術を施行した60名に対し、災害派遣活動への派遣有無、手術に関連する派遣中の不具合、眼鏡等への依存の軽減により得られた効果等について、聞き取り調査を実施しました。
その結果、全員が「生活の質や見え方は、眼鏡やコンタクトレンズの時よりもレーシックで向上した」と回答。「レーシックでの不具合を感じた」のは22名中1名に過ぎず、95%が生死をともにする同僚にも「レーシックを勧める」と答えており、安全性に対する懸念は小。
災害対処に携わる公務員に対する屈折矯正手術は、救助者自身の眼鏡・コンタクトレンズによるリスク・不安を軽減させ、任務遂行能力(パフォーマンス)を向上させることにより、間接的に被災者救助への貢献が期待できます。

q レーシックを受けて生活の質は向上したと思いますか。

a はい100%、いいえ0%

q 見え方は手術前と比べて全体的にどのように感じますか。

a とても良くなった81%、良くなった19%

q レーシックを受けた事は、東日本大震災などへの派遣活動の任務遂行および訓練において良い影響を与えましたか。

a 与えた75%、少し与えた5%、どちらでもない20%

q 災害派遣活動中や訓練中、レーシックを受けたことによる不具合を感じましたか。

a 感じなかった80%、あまり感じなかった5%、分からない10%、少し感じた5%、感じた0%

会場に災害用大型テントと救急車が。
会場に災害用大型テントと救急車が。

本学会は医師だけではなく、DMAT(災害派遣医療チーム)の人たちが多く参加していました。災害医療の現場において俊敏性が求められるDMATの隊員にも、レーシックが貢献できるのではないかと思いました。