自然災害と裸眼視力

「眼」は緊急時に対応する準備ができているか

台風や地震、自然災害は、いつも突然やってきます。

 

日本は地震大国と言われるように、地震はいつ、どこで起こったとしてもおかしくありません。また台風のシーズンには、風雨や水害への備えが必要になります。

 

ある程度予想ができるとしても、常日頃から災害への対策を考えておくべきでしょう。非常食や飲料水などの防災グッズは、お店で買うことができます。しかし、多くの方の「眼」は、緊急時に対応する準備ができていないのではないでしょうか。

 

就寝時の真っ暗ななかで、すぐにメガネやコンタクトレンズを持ち出して、避難することは困難です。生命が脅かされるという混乱のなかで、勤務中のオフィスから、メガネやコンタクトレンズを落とさずに避難することも難しいでしょう。メガネやコンタクトレンズがなくても裸眼で見えるということは、災害時に大きなアドバンテージとなります。

 

裸眼視力が生命を守る可能性

さまざまな救助活動に加わる消防士でレーシックを受けた方は「レーシックを受けていて本当に良かった」と実感するようです。もしメガネやコンタクトレンズだったら、蔓延する粉塵のなかで救助活動に支障をきたし、場合によっては危機的な状況に陥っていたかもしれません。

 

当院でも、多くの自衛官や消防官の方が、レーシックで視力回復されています。これは実際の災害現場に直面することの多い職業だというのが大きな要因かもしれません。

 

とくに患者様のなかで自衛官の方が多くいらっしゃるのは、米軍では、兵士が視力回復手術を受けられるように予算で援助を行うほど、任務遂行のために裸眼での視力を重視していることも関係しているのでしょう。

 

そして、これは一般の方にも無縁なことではありません。根底にあるのは、緊急時に「見える」ことは、自らの生命を守ることにも繋がるのだという考えにほかならないからです。

 

メガネやコンタクトレンズは、レンズを割ってしまったり落としてしまう可能性があります。また災害によって長期間の避難生活が余儀なくされることもあります。

 

その場合に、替えのレンズを手に入れたり、デイリーケアにまで手を回すことは簡単にはできないでしょう。日常生活においてメガネやコンタクトレンズは、面倒ではあっても確かに視力という重要な知覚を補う役割を果たしています。しかし、道具でしかないものに命を預けることができるでしょうか。

 

裸眼で生活する快適性はもとより、緊急時のためにも視力回復手術をおすすめいたします。

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